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LIFEPORT

人生に良い悪いはない。来た道進む先が違うだけ。

【解答解説】IELTS10 TEST4 Reading(リーディング)Part3

Reading Passage3

When evolution runs backwards

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問題解答・解説

IELTS10 TEST4 Reading Passage3

1. Before Answering

各問題形式の1問目をチェック

Q27-31 Q27 Louis Dollo氏の理論

Q32-36 Q32 「長い間、生物学者たちは・・・を受け入れなかった」

Q37-40 YES/NO/NOT GIVENは「3問1セット」で回答する

  Q37 Wagner氏はSouth American Lizardsに関する調査をした最初の人
  Q38 Wagner氏は足の指があるBachia lizardsは足指のない祖先を持つと信じていた
  Q39 embryosにおける長らく失われていた特徴の一時的な発生は稀である

2. Q27-31 Multiple Choice

Q27 C

Louise Dollo氏が登場するのは第3段落目です

すぐ目につく彼のスタンスとして

「In 1980 he proposed that evolution was irreversible・・・」

「1980年、彼は進化は不可逆であると提案した」

と書かれています

本文の見出し(=テーマ)や
第2段落で出てきたCesare Lombroso氏の主張と真逆です

これでまず選択肢Bが消えます

その後の第2段落は
20世紀初期の生物学者たちも類似の結論に至ったことが書かれています

まず明らかな誤りとしてDのような記述は見当たらないため正解ではないですよね

残すところはAかCですが、

Aの「immediately」、すぐさまというには20世紀初期は

1980年から時間が経過しすぎています

よってAも誤り

残すCですが本文の「qualify」という動詞はここで「修飾する」という意味で使われています

通常は「資格を与える」や「適任とする」、asと一緒に使って「みなす」と訳されますが

今回はそのような意味で使用されており、

問題文の「modify」が同義語とみなせるため正解となります

しかし先に見てきたとおり、

他の3つが誤りである理由が明確なため消去法で回答することが望ましいかと思います

Q28 C

第4段落目の冒頭で

「If Dollo’s law is right,
atavism should occur only very rarely, if at all」

「もしDollo’s lawが正しかったとすると
atavismは仮にあったとしても非常にごく稀にしか発生しない」

と進化が逆行することにとても消極的ですが、

すぐそのあとに

「Yet almost since the idea took root,
exceptions have been cropping up.」

「しかし、ほぼその考え方(=Dollo’s law)が根付いてから
例外たちが偶然に発見されていた」

と前節の否定から始まり例外を提示したことで、本文の流ががらっと変わります

そして第4段落の後半、探検家のChapman氏の発言

「whale must be a throwback to a land-living ancestor.
‘I can see no other explanation'」

「くじらは陸地で暮らしていた祖先まで祖先返りしたに違いない。
他に説明が見当たらない」

が続きます

これらをもとにすると解答は

D「珍しい特徴のために与えられた理由(説明)」

が正しいといえます

Q29 C

第6段落の後半

「They(Rudolf Raff and colleagues)reasoned that
while some evolutionary changes involve the loss of genes
and are therefore irreversible, other may be the result of
genes being switched off. If these silent genes are somehow
switched back on, they aruged, long-lost traits could reappear.」

「いくつかの進化の変化は遺伝子の損失を伴い、ゆえに不可逆である一方、
他の(進化の変化)はスイッチがオフになって(見えない)結果であるかもしれない
もしこのsilent genesがどうにかしてスイッチがオンに戻ったとしたら
長らく失われていた特徴が再び現れることもありうる」

このような記述があります

ほぼ全く同じ記述の選択肢があります

選択肢C,

「それら(Silent gens)は一定の特徴の再出現をもたらすこともありうる」

これが解答です

Q30 B

mole slamanderが登場する第7段落目の前半、

おそらくなんのこっちゃさっぱりわからないと思います

しかし問題を回答するだけであれば冒頭の1文と最後の2文だけ読めれば解けます

冒頭、

「As a possible exmaple,
the team pointed to the mole salamanders・・・」

「可能性のある例として
そのチーム(Raff氏のチーム)はmole salamanderを挙げた」

とあります。そして最後の2文、

「In other words, metamorphosis
in mole salamanders is an atavism. The salamander example fits
with Raff’s 10-million-year time frame.」

「言い換えると、mole salamanderの中のmetamorphosisはatavismである。
このsalamanderはRaff氏の1,000年の枠と一致する」

つまりRaff氏の例を支えるためにmole salamandersが述べられているといえます

よって正解はBです

Q31 A

第8段落目の後半、

「the toed species re-evolved toes from toeless ancestors
and, what is more, digit loss and gain has occured on
more than one occasion over tens of millions of years.」

「この指を持つ種族はそれを持たない祖先から指を再び進化させ、
そしてその上、指の損出と獲得は何千年もの年をかけて1回以上起こっている」

これがWagner氏の主張です

この内容に合致する選択肢はA、よって解答はAです

3. Q32-36 Matching Sentence Endings

Q32 F

「長い間、生物学者たちは・・・を受け入れなかった」

第1段落目、

「For the better part of a century, most biologists
have been reluctant to use those words, mindful of
a principle of evolution that says
‘evolution cannot run backwards’.」

「100年のうち大半の間、ほとんどの生物学者たちは
その言葉(evolutionary throwback)を使いたがらず、
’進化は逆走できない’という進化論を心に留めていた」

この内容と合致することが望ましいです

よって解答はFです

Q33 G

「進化論の祖先返りに関する反対の見解は・・・によって示された」

解答となるGには二人の人の名前が出てきます

1人目のDollo氏の記述は第3段落目の前半、

「Louis Dollo was studying fossil records and
coming to the opposite conclusion. In 1980
he proposed that evolution was irreversible.」

まさに祖先返りを真っ向から否定しています

2人目のLombroso氏ですがかなりわかりにくいです

実際の解答では消去法で回答しました

第2段落の前半から中段

「The word (atavism) has ugly connotations
thanks largely to Cesare Lombroso, (省略)who argued that
criminals were born not made and could be identified by
certain physical features that were throwbacks to a primitive,
sub-human state.」

「アタビズムという言葉は嫌な意味も含有していて、
それはCesare Lombroso氏よるものが大きいのだが、
彼は犯罪者はそうなるのではなく生まれつき犯罪者だと主張し、
原始人まで逆上る特定の肉体的な特徴から特定できるとした」

という文章が書かれていました

未だに「?」な部分は正直ありますが
ポイントは「ugly connotation(嫌な意味の含有)」です

(ここからは個人的な見解です)
本文・問題文の「Evolutionary throwbacks」は単なる祖先返りではなく
進化論としての祖先返り・遡りとしてこの語句を引用しています

筆者にとってCesare Lombroso氏の展開する説は「Evolutionary throwbacks」ではない、
ないのだが拡大解釈によって「atavism」という専門語句には彼の主張も含まれてしまう
(=本来は我々の主張とは異なるものであるにも関わらず。)という意味を込めて
「ugly connotation(嫌な意味の含有)」という表現がされていると捉えられます

よって選択肢Gの内容は進化論の祖先返りに相反する主張及び論者であると判断できます

Q33の解答はGです

Q34 A

「進化論の祖先返りの事例らは・・・につながっている」

回答するにあたって問題文の「examples」が重要なヒントになっています

まずこの単語が単数形ではなく複数形になっていることに気づくことは大切です

1つのPassageで複数の事例がそんなにポンポン出てくることはないです

Q34で意図されている事例は2つです

「the more salamander」と「South American lizards called Bachia」です

英語の文章は必ず主張があって事例が示されます

よって解答につながる記述は2つの事例が登場した第7・8段落より前にあります

第5段落、Q29を回答するときにピックアップした部分

「They(Rudolf Raff and colleagues)reasoned that
while some evolutionary changes involve the loss of genes
and are therefore irreversible, other may be the result of
genes being switched off. If these silent genes are somehow
switched back on, they aruged, long-lost traits could reappear.」

「いくつかの進化の変化は遺伝子の損失を伴い、ゆえに不可逆である一方、
他の(進化の変化)はスイッチがオフになって(見えない)結果であるかもしれない
もしこのsilent genesがどうにかしてスイッチがオンに戻ったとしたら
長らく失われていた特徴が再び現れることもありうる」

この仮説・推測に対する「As a possible example(第7段落冒頭)」と

「examples have been reported ・・・(第8段落冒頭)」であると考えられます

そしてそのような内容が書かれている選択肢は

A「the question of how certain long-lost traits could reappear.」

このAしかありません

Q35 B

「サメとシャチは・・・を実証するために述べられている」

第9段落

「One possibility is that these traits are lost
and then simply reappear, in much the same way that
similar structures can independently arise in unrelated species,
such as the dorsal fins of sharks and killer whales.」

such asで明らかに事例であると示されているためこの文章がそのまま解答です

B「the occurrence of a particular feature in different species.」

解答はBです

Q36 D

「Wagner氏の研究による発見の1つの説明は・・・である」

Q34では「Examples」でしたが

Q35は「One explanation」とヒントをくれています

ただし「1つの説明」というかなり抽象的な書き方のため何のことかよくわかりません

しかしQ36をよく見てみると「findings」、複数の発見というヒントもあります

「複数の発見」という記述・情報は具体的ですね

では発見とは何かですがこれは第8段落目の前半の

「some work on the evolutionary history of a group of
South American lizards called Bachia.」

であると考えられます

というのもWagner氏は一貫してこのSouth American lizardsの進化の歴史において
自分が出版した本で記録されている特徴や説明を展開しているに過ぎません

一見するとサメやシャチの話をしているようですがそれは誤りです

つまりこの問題で問われていることを言い換えると

「Wagner氏が本文中でSouth American lizardsの進化の歴史における
 自身の活動に関して説明している内容の1つは・・・である」

と考えられます

すると第9段落目、冒頭に「One possiblity」、

中段に「Another (more intriguing) possibility」という説明(仮説)が発見できます

すでにQ35で前者は問題になっていたためこのQ36は後者が解答になりそうです

「Another more intriguing possibility is that the genetic information needed ・・・」

「別のもっと興味深い可能性は必要な遺伝子情報である」

ということで解答はD

「the continued existence of certain genetic information.」でした

4. Q37-40 YES/NO/NOT GIVEN

YES/NO/NOT GIVENは「3問1セット」で回答する

  Q37 Wagner氏はSouth American Lizardsに関する調査をした最初の人
  Q38 Wagner氏は足の指があるBachia lizardsは足指のない祖先を持つと信じていた
  Q39 embryosにおける長らく失われていた特徴の一時的な発生は稀である

Wager氏が登場するのは第8段落以降のためQ37-40に必要な本文はそれ以降の3段落のみです

Q37 NOT GIVEN

第8段落目はすぐに彼の研究対象であるSouth Amrican lizardsの話に移ります

そしてそれはQ38に関連します

Wagner氏自身に関する情報は第8段落前半のみですがこの内容から

最初の人だったかどうかは判断できません

よってNOT GIVENが正解です

Q38 YES

第8段落の後半、

「According to his analysis of the Bachia family
the toed species re-evolved toes from toeless ancestors・・・」

問題文と同じ内容が記載されていることがわかります

よって解答はYESです

Q39 NO

第10段落の前半、

「Early embryos of many species develop ancestral features.」

多くの種族の~と述べられているため稀である(rare)とは言えません

よって解答はNOです

Q40 YES

第10段落中段、

「Later in development these features disappear
thanks to developmental problems that say ‘lose the leg’.」

「発達ののち、これらの(先祖から伝わる)特徴 は
’足を失った’と言われるような発達上の諸問題によって消滅する」

この段落は冒頭の疑問に対して解答が「lie in the womb」だとした上で

事例を展開しています。よって上記の記述も「the womb」あっての話と推測できます

よって解答はYESです

5. 考察とアドバイス

Reading Passage2に続いてかなり高難度な生物学用語が登場する、

なかなか読解が進みにくい本文だったと思います

僕自身意味の分からない単語はたくさん出てきましたが

今回の答案でも出てきたように、英語の文章は「主張⇒事例」の順であったり

「抽象的⇒具体的⇒冒頭の言い換え」のような構成で成り立っています

総じて難しい単語が出てくるのは事例や具体的記述です

しかし文章の内容を理解するだけであれば主張や抽象的な要約だけでもかなりの部分を掴めます

あとは経験則がものを言う洞察力によるわからない単語のざっくり解釈をしていくだけです

「あぁきっと体の部分のこと言っているな」とかそういうざっくり解釈です

わからない単語をどれだけ早くスキャニングで見つけられても

本文の全体像や文脈がわからなければ何の役にも立ちません

難しい単語が出てくる本文でこそ

「問題の先読み⇒頭から順に本文を読む」というIELTSに限らない

オーソドックスな英語問題の答案方法が活きてきます

大変だと思いますがReadingがんばってください!

これでReading Passge3とTest4を終わります

最後まで読んで頂いてありがとうございました!