【解答解説】IELTS10 TEST4 Reading(リーディング)Part2

IELTSスコアアップ
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Reading Passage 2

Second nature

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問題解答・解説

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IELTS10 TEST4 Reading Passage2

1. Before Answering

各問題形式の1問目をチェック

Q14-18 Q14「心理学者たちは個性の・・・は不可能だと従来信じていた」

Q19-22 このタイプは問題文ではなくリスト側のをチェック
A Christopher Peterson

Q23-26 このタイプはできれば全ての問題文の特徴を覚える(できなくても全然OK)
Q23 合理的な考え方 物理的なゴール(目標)
Q24 悲しい経験を乗り越える方法の説明
Q25 学術者の道を考え直す
Q26 (例が提示される) 義務感からキャリアをリスクに晒す

2. Q14-18 Summary Completion

Q14 transformation

まず単数形であること、名詞であることに気づくことは大切です

冠詞の「a」や動詞の「was」、空欄の前の「personality」の構成から読み取れます

段落Aの冒頭、

「Psychologists have long held that a person’s character cannot undergo
a transformation in any meaningful way and that key traits of personality
are determined at a very young age.」

まずPsychologistという単語、そしてlong heldという動詞がtraditionallyの言い換えではないか、

Q14の箇所なのではないかと読み取れます

この文章に単数形の名詞は以下の4つです

a person’s character

a transformation

any meaningful way

a very young age

この中に回答があると考えられます

絞り込みができて、そして尚且つ「個性の・・・が不可能」という文章を構成できる単語は

「Personality transformation」、個性の変化、が最適です

よってtransformationが解答です

Q15 young age

Q14とニコイチで回答できるはずです

先ほど抜粋した文章と単数形名詞のリストの中に回答がありそうです

また、先ほどの文章は「and」で結ばれていて前半にQ14の解答があったことから

Q15は後半であると考えられます

先ほどのリストで後半に存在した単数形名詞は1つだけです

よって解答はyoung ageです

veryを抜いてよいかどうか迷うところですがたまにこのような一見怪しい解答が存在します

しかし今ご説明したように問題文と本文とを分解するとこの単語しか解答になりえないため

自信をもって回答してください

なお一番やってほしくない判断は空欄です

それだけはやめてください。空欄の解答の確率は0%です

Q16 optimism

もし問題文を見て、「easiest」の単語をスキャニングしていたら見逃します

以前お届けした「参考本や英語学校が教えるテクニックに頼ることは危険であり未来がない」

スキニングやスキャニングを全否定しています

単語を探したって出てこないことはしょっちゅうあります

今回の問題もそうですが言い換えられてるからです

スキャニング中にParahrased word(言い換え語句)をキャッチすることは相当難しい

語句をスキャンするよりも意味を理解することに重点を置くことを推奨します

それをふまえて、改めて本文を見てみると段落Aの後半にこのような記述があります

「Some qualities are less challenging to develop than others,
optimism being one of them.」

「他の人柄よりも発達させることがさほど困難ではないものもあって、
楽観的であることはそんな人柄の1つである」

「簡単」は「難しくない」と言い換えられますよね

よってこのoptimismが解答といえます

なお、このQ15も動詞が「is」ですから(不可算)名詞であると読み取れます

Q17 skills

これまでの解答が全て段落Aから発見できていますし、Summary自体も

段落は1つしかありませんのでこのままこの段落から解答が出てきそうです

そうなると本文はもうわずかですので見逃さないようにしっかり読んでいきましょう

問題文と同様に「However」の接続詞が本文で使われていますので解答は近そうです

Q17の空欄は「a wide range of different ・・・」です

ほぼほぼ同じ形の記述がHoweverの文章にあります

「a range of skills」

このskillsが解答です

Q18 negative emotions

問題の前に、someは不可算名詞も修飾できるため複数形名詞には絞らないようにしてください

さて同じく段落Aから回答を導き出せるとするともう本文は2 sentencesしかありません

Q17同様、問題文と本文どちらにも「For example」が発見できるため、2 sentencesのうち

最初の文章に注目します。すると

「you must be open to experiencing negative emotions.」

「ネガティブな感情を進んで受け入れなければならない」

問題文の空欄は「must understand and feel some ・・・」

「いくつかの・・・を理解し感じなければならない」とあります

ほぼほぼ同じ文章ですね

解答はnegative emotionsです

問題5つを1つの段落で回答できたのはラッキーでしたね!

3. Q19-22 Features matching

Q14-18が段落1つで回答できたと思ったら

問題4に対して7人(7つの選択肢)を用意するなんてそりゃないよ・・・

加えてQ23-26もMatching Paragraph Informationの問題です

これはきつい・・・これはきつい!!

解説は1問ずつ進めますが実際の答案ではQ19-22とQ23-26は一緒に解いてしまうのが良いです

Q19 E

「初めて新しいことに挑戦するときは全然わからないということを人は受け入れなければならない」

この主張が書かれている段落はFです

「As a newcomer, you also have to tolerate and laugh at your own ignorance.」

この主張を展開する人はE Todd Kashdanです

Q20 C

「(人々が)良いことが起こっていると積極的に気づくことは重要である」

この主張が書かれている段落はDです

「She recommends you train yourself to pay attention to good fortune
by writing down three positive things that come about each day.」

「日々たまたま起こった3つの良いことを書き出すことで
幸運に気を配るよう自分自身を訓練することを推奨する」

このSheが誰かは段落冒頭に書かれています

Suzanne Segerstorm

よって解答はCです

間違えて段落選ばないでくださいね!

Q21 G

「ひと度責任感の起源を理解されれば勇気は学習することができる」

勇気に関する記述は段落Hに発見できます

その中で「a sense of duty」、義務感についての持論が書かれているのは

段落の中段から後半にかけての部分、

「Pedeleose’s story proves the point that courage is not motivated
by fearlessness, but by moral obligation.」

「Pedeleose氏のストーリーは勇気が恐怖を抱かなくなることではなく
道徳的な義務(感)によって動機づけられるというポイントを示している」

あくまでPedeleose氏は事例の中の登場人物でこの理論の持ち主は別です

それはCynthia Pury、選択肢Gで、このPury氏が解答です

Q22 A

「大勢の前で話す必要性に遭遇したときのシャイを克服することは可能である」

本文では問題文の「shyness」は言い換えられています

本文Bの「introverted」、「extroverted」はそれぞれ「内向的な」「外向的な」の形容詞的用法です

この段落ではChristopher Peterson氏の学生時代の例から

内向的な性格を自ら外向的に振る舞ったり
クラスを楽しませたりすることで変えたことが書かれています

よってこのChristopher Peterson氏がQ22の論者であり、選択肢Aが解答です

4. Q23-26 Matching Paragraph Information

Q23 合理的な考え方 物理的なゴール(目標)
Q24 悲しい経験を乗り越える方法の説明
Q25 学術者の道を考え直す
Q26 (例が提示される) 義務感からキャリアをリスクに晒す

この問題嫌いな人、、はいぼくです

回答を解く順番の法則性がないからです

よって上記に書かれているように簡潔な言葉で記憶しておいて

本文を最初から読んでいく&他の問題を解いていく中で適宜戻ってくることが望ましいです

Q23 E

Q23ではPhysical的な要素とPsychological的な要素どちらも描かれていて

なおかつリンクしている記述が解答になりそうです

段落E、フリーダイバー(素潜り選手)のTanya Streeter氏の事例の記述は

まさにその両者を並べて書かれています

「Streeter learned to untangle her fear from her judgement of
what her body and mind could do.」

「Streeter氏は自分の体でできることや頭でできるなと思う
その判断から来る恐怖を紐解くことができるようになった」

彼女は競技に臨むにあたって体の体力だけでなく心理的側面の必要性に目を向けて
体の限界はあるが自分ができると思うその意味に限界がないことに気づきました

この段落Eが解答として適切だといえます

Q24 C

Q24では「誰かが悲しい経験を克服した」ことを説明している段落・記述を問われています

残念ながら「sad」はそのまま出てきません

ですが「sad experience(悲しい経験)」と読み取れる記述はあります

段落C、

「・・・he had an accident that put an end to his sports career.」

「the university had no services for students who were undergoing
physical rehabilitation and suffering from depression like him.
He therefore launched a support group to help others in similar situation.・・・」

「He took action despite his own pain」

最初の記述の「事故に遭ってしまったことがスポーツのキャリアに終止符が打たれた」こと、

2つ目の記述の「”彼のように”鬱で苦しんでいる人」
「同じ境遇の人を助ける支援団体を立ち上げた」という内容

最後の「自分自身の痛み(が癒えぬ)にもかかわらず行動を起こした」

これらはまさに悲しい経験を克服したストーリー(≒説明)といえます

よって」段落Cが解答です

Q25 G

Q24は「悲しい経験」でしたが
Q25は「学術者の道の再考」についての描写を問われています

段落G、

「Unfortunately, he (Mauro Zappaterra) was miserable as his research wasn’t
compatible with his curiosity about healing.」

「He finally took a break and during eight months in Santa Fe,
Zappaterra learned about alternative healing techniques not taught at Harverd.」

「When he got back, he switched labs to study
how cerebrospinal fluid nourishes the developing nervous system.」

これらの記述をまとめると、
Zappaterra氏はハーバード医学大学院での研究が
自身の治癒に対する好奇心と合致しないことにがっかりして休暇を取ります
その結果ハーバード大で教えられないがその代替となりうる治癒技術を
学びことが出来て、学校に戻ると研究所を変更した、と書かれています

なおcerebrospinalは「脳脊髄」、cerebrospinal fluidは「脳脊髄液」のことですが
そんなことは分かる必要なしです

これ以上にacademic career pathに適合する段落はないですね

よって段落Gが解答です

Q26 H

「a sense of duty」はQ21で出てきましたね

段落Hです

「risked his career」の部分ですが

段落中段の

「knowing his own job security would be threatened.」

「自分の職の安全が脅かされるかもしれなかったことを知っていながら」

という記述がこの部分と捉えられます

解答は段落Hです

5. 考察とアドバイス

Q14-18が段落1つだけで解答できてラッキーと思ったらそのあと地獄でした

ここまで本文を読ませる文章もなかなかないのかなと思います

途中申し上げたとおりFeature MatchingとParagraph Matchingが

同じPassageで出てきたら一緒に解答してしまうことをおすすめします

Q21とQ26のように殆ど同じことを聞かれている設問があることはよくあります

限りなく時間がかかるタイプの本文でしたが

だからこそ少しでも時間を省けるように問題の先読みはしっかりと行って、

類似する問題タイプは一緒にやっつけてしまいましょう

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