働くとは。出世とは。人の幸せとは。突然のスカウトは夢への一歩かそれとも

徒然なるままに
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人生に答えなんかない

存在するのは選択だけだ

かなり前、テレビではるな愛が

「人生は二者択一だ」と言っていた

自分の意志で人生を選択した結果、

女になる人生を選びそして今があると言っていた

今僕の前にある選択肢は

「大企業に残るか」「スカウトを受けるか」

ではなく

「自分の可能性を信じるか」「信じないか」

「恩人に尽くすか」「裏切るか」

なのではないだろうか

そう考えると

とても辛く、自分が惨めに思えたりする

1. 突然のスカウトオファーは憧れの仕事そのものだった

アメリカや欧州への海外出張

TV会議を介したネイティブとの英語MTGやディスカッション

海外のチームと協同でクライアントの売上コンサルティングを行う業務

このような生きた英語を使って海外とつながる仕事は僕の憧れであり夢だ

今回の話は

以前お世話になったクライアントのマネージャー、名護さん(仮名)から

FBで6年ぶりにメッセージをもらったことに始まる

世界的な外資系企業で一緒に働かないかというオファーを頂いたのだ

取り扱う商品の世界シェアは1位、昨年最大の競合を買収した「本物」の外資系企業

現在わずか4名のコンサルタントで日本市場を担当しているが1人辞めてしまい

急務で人を探していて、転職サービスは過去に望ましい結果でなかったことから

GMが「有望な人材はいないか」と相談した時、僕の名前を出してくれたそうだ

ちなみに僕が名護さんに会ったのはもう6年も前のことだが

当時の仕事の姿勢やその後のFBでの海外での仕事や英語学習を見ていてくれたみたいだ

FBで連絡が来たときは純粋に嬉しかった(冷静になって壺か保険か宗教か何かかと思った)

先日一緒に高級レストランでランチをしたが、仕事内容は非常に魅力的だった

アメリカ本社、シンガポール&ロンドン支社と連携して

クライアントの売上最適化と自社サイトの健全な運用を提案する仕事だった

現在僕が向き合うクライアント・同じ市場であるというアドバンテージもある

まだ給料の話はしていないためオファー内容は具体的ではないが

少なくとも

今の会社での自分の惨めな現状と転職活動をしていた事実からすると

天使か悪魔か

どちからの仕業としか思えないような夢のスカウトオファーだった

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2. 僕の「今」 偽りの国際色 超過残業 客を奪う上司 病気

時価総額1兆を越える国際色の強い企業が僕の新卒入社した会社だ

しかしスカウト元の「本物の」国際企業とは似て非なるもの

会社の中はほとんど日本語な一方、外国人採用と企業買収が肥大化し、

多くの日本人はテクノロジー専門用語と本物の英語のMTGに晒されるだけ晒されて

日々の業務はドメドメ(日本市場)の業務をする偽りの国際企業だ

国際事業は外国人か帰国子女で固められ

この会社で「英語を頑張って勉強した」社員が国際事業を担う可能性は皆無に等しい

そんな僕が欧州に仕事に行く経験ができたことは奇跡だ

会社創設以来初の人材派遣に選ばれ、派遣先の組織の国際事業の立ち上げが任務だったため

偶発的に海外業務を赴任の3年間経験できたのだった。

その期間の実績は大手メディアで報道されるような自慢のキャリアとなった

しかし帰任後待っていたのは絶望と苦痛にまみれたこの世の地獄だった

毎月100時間の残業、深夜の業務指令、

上司の起こした問題を責任転嫁されクライアントを奪われる日々

社内での問題も僕の責任にされ謝罪行脚し、8年間築いた信頼と評価はわずか半年で失墜した

自らの存在価値を無価値だと思い、これまでの選択が過ちであると思い込む日々が続いた結果、

死の危険を感じ最後の力で産業医に相談した結果、病気が発覚し休暇に入った

休暇明けに待っていたのは「何もさせない」苦痛だった

仕事復帰したのは書面上だけ

業務は存在せず、まさに穀潰しをさせられ、

産業医に「定時で帰っているか」にイエスと答えることが仕事になった

それが今の僕だ

こんな話を聞いて辞めない理由はあるだろうか

普通にはないだろう

しかし

僕には、ある

人材派遣期間中、そしてその後もずっと

僕を見てくれていた本部長の存在だ

休暇中も心配してくれて

春から新しい部署への異動も交渉してくれている

僕は

この人を裏切るのだろうか

3. 決断はこれから。今この悩みもきっと無駄ではない

仕事とはなんだろう

かつて女性を「産む機械」と発言した大臣が更迭されたが

サラリーマンは「働く機械」だろうか

出世とはなんだろう

人の生き方に対して出世の定義はあまりに狭義なのではないか

人の幸せとはなんだろうか

定性化すると多様化過ぎるし定量化して測ることでもない

僕にとっては少なくとも

穀潰しをしする日々や、人を苦しめて勝ち獲る評価や賞与は幸せではない

人のつながりは

もろくそして尊いものだ

本部長は僕の経歴を評価してくれている

名護さんも僕の経験を評価してくれている

共にした時間は比べ物にはならない

単純な恩義で話を片付けるのならば本部長を選ぶ

それは今の会社に残るということ

しかし今僕の目の前に現れた選択もまた

優劣がつけがたいものである

今後の働き方、人生、幸せを変える大きな分岐点になっている

有給消化や業務時間は劇的という言葉で表せないほどの変化になる

それは働くということや人の幸せと大きく関わるベクトルだ

しかしそれだけが僕の悩みを解決する項目ではない

今月末から来月上旬に名護さんの上司と面談をする

まだその先のことはわからない

単純に本部長に幻滅されることを恐れていることは否めない

ただ今僕は人生で大きな過渡期を迎えているんだろうと感じている

一つ言えることは一度地獄まで落ちた今、僕は悲観的ではない

前を向いて、上を向いて今この瞬間と未来を明るく生きるための日々を送っている

この話の結末はいずれ話すことになるけれども

備忘録として今の戸惑いを残しておきたいと思います

長ったらくすみません

”人生に良い悪いはない。来た道進む先が違うだけ”

これからもLIFEPORTをよろしくお願いいたします

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